花を仕立てるSYUNKAが織りなす「BESPOKE FLOWER」の世界
by syunka_shungetsu
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春、旬を迎えるクリスマス​ローズ
寒空の下、ゆっくり静かに花を咲かせていく“クリスマスローズ”。

毎年、たくさん咲いていることに気がつくのは、たいていクリスマスも過ぎ、年も明けてだいぶ経ったこの時期。なんだか “クリスマスのバラ” のイメージとギャップがありますよね。

クリスマスローズはキンポウゲ科で、ヨーロッパ原産。南ヨーロッパ・中央ヨーロッパ・トルコなどアジアにかけて、広く自生している植物です。 学名はヘレボルス(Helleborus)。語源はギリシャ語のhelein(殺す)+bore(食べ物)だと言われており、名前のとおり有毒。ヨーロッパ北部では、矢じりの先にその毒を塗って狩猟を行っていた歴史があるそうです。

日本の気候で育てやすく一般的なのは、12月に咲くニゲル(Helleborus niger)と、2~4月に咲くオリエンタリス(Helleborus orientalis)の仲間。後者の品種が多くあるため、これからがシーズンというわけです。ヨーロッパでは、ニゲルのみが“クリスマスローズ”と呼ばれています。

名前の由来については、こんなエピソードも。
キリスト生誕の夜、天使に知らせを聞いた者達は一斉に馬小屋に駆けつけました。羊飼いの一行が到着した時、先に着いた3人の博士は丁度お祝いを述べ、美しい贈り物を捧げているところでした。羊飼いの少女も何か贈りたいと思いましたが、貧しい自分には何もないことに気づき、悲しい気持ちでその場を離れます。
それを見ていた天使は片手に持っていたユリを一振りすると、あたり一面に真っ白なクリスマスローズが咲きはじめて、、、 少女は腕いっぱいに花を摘み、小さなキリストに捧げました。

ヨーロッパの子供たちは、こんな物語をベットで聞いて育つのでしょうか。
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氷点下にも絶える為、園芸を楽しまれる方が多いクリスマスローズですが、近年切花素材としても生産され、用途も広がってきました。

先日育種をされている方に、直接お話を伺う機会があったのですが、
「キンポウゲ科の仲間は、色や形に関係する遺伝子バラエティが豊富なんだよ。魅力的な花が生まれる可能性を秘めているんだよね。ところがクリスマスローズは育種で繰り返し行う “種から育てる” 過程が難しくてね。自生する森の植物の様子を観察しながら、いろんな条件を見出している段階でもあるんだよ。」
道の途中の物語を、飾ることなく語ってくださいました。

SYUNKAの花仕事には、世に出て間もない素材も積極的に取り入れています。
物語の続きは、これから皆さんにお届けしていくお花の中に。

ちょっとうつむき加減な花姿は、雪に見舞われても折れることなく生き抜く強さの証。
静かな森の中で微笑む花々が、待ち遠しかった春の訪れを知らせてくれます。
by syunka_shungetsu | 2013-01-30 10:00 | 折々の花
春の​香りを愉しむ ~スイセン~
すっと清楚なたたずまいと優しく清々しい香り。
スイセンと共に、初春を迎えられた方も多いのではないでしょうか。
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スイセンは、フランスをはじめとするヨーロッパと日本に共通する“春の花”でもあります。

原産は地中海沿岸。
ヨーロッパからシルクロードを経て中国、そして日本に伝わった為、中国名「水仙」の音読み「スイセン」が和名として定着したと言われています。

七十二候(立冬・末候)にも”金戔香し(きんせんこうばし)”とあり、スイセンの香りが古くから日本人の季節感にあったことが伺えます。

一方、雪解け直後のフランスの森では、スイセンを摘みに訪れる人々の姿がたくさん見られます。
散策しながら花を摘んで、ぱさっと束ねてプレゼントしたり、窓辺にどっさり飾ってみたり、思いおもいに楽しんでいる姿が印象的です。

スイセン属の学名“ナルシス(Narcissus)”は、水面に写った自分の姿に恋をすることで有名なギリシャ神話に登場する美青年“ナルキッソス”に由来するとの説が有名ですが、
有毒植物なので誤って食すと危険なことから、昏睡や麻痺を意味するナルケ(narce)が語源であるなど、諸説あります。

中でも 香りがよく香水の原料として重宝されるのは、ナルキッソスが生まれ変わったとされる“クチベニズイセン(Narcissus poeticus)”
白花でカップ型の副花冠の縁が紅に色づく、美しい花です。

調香の専門家によれば、よい香りがする花はたいてい白系で比較的目立たない形をしており、森など見通しの悪い環境に生息していることが多いのだとか。
ピンクのバラのような例外もありますが、ジャスミン、スイセン、スズラン、チューベローズ、オレンジフラワー、マグノリア、夜来香...etc.
なるほど!と思わず頷いてしまいました。

自ら動くことのできない植物にとって“香る花” は、森のような環境で効率よく子孫を残すのに有効だったと考えられています。
実際に“香り”に誘われて来た鳥や虫が、植物の花粉を媒介することが知られており「虫媒花」と呼ばれています。
“香り”が種の存続に、ひと役かっているわけなんですね。

またそれがヒトにとってもよい香りだったという、偶然の一致もちょっと面白いです。

香料の歴史は古く紀元前にはじまり、14世紀ルネッサンス時代には香料産業が発展した背景があります。
“香り”に引き寄せられたヒトが、その植物を天敵から保護したり、栽培したり。
地球上に数が増えただろうな、と。

私たちも“香る花”に誘われ、彼らの進化の過程に関わった、ひとつの種になりつつあるのかも知れません。
by syunka_shungetsu | 2013-01-20 10:00 | 折々の花
本年もよろしくお願いします
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今年も美しい花を皆様にお届けできるよう、スタッフ一同全力をつくしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
by syunka_shungetsu | 2013-01-01 06:00 | お知らせ